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『 永遠の0 』   

以前 ブログで触れた『 桜花 』 『 回天 』 について・・


『 桜花 』 『 回天 』 は 
「 日本軍上層部は 兵隊の命など 何とも思っていなかった。 」
としか思えない兵器です。


『 桜花 』 は 人間ロケット爆弾。

上空から 敵艦に向かって落とされました。
落下時の圧力は 頭蓋骨が破裂し 口から内臓が飛び出しそうな位。 
兵士はそれに耐えて 操縦桿を引きながら 敵艦に体当たりしていったそうです。

『 永遠の0 』   _c0204333_2354866.jpg



『 回天 』 は 人間魚雷。

現代の魚雷は 敵艦を追尾して 命中させる為に コンピューターが付いているそうですが 回天は 魚雷の中に人が入り そのコンピューターの役目を 人間にさせた兵器だったそうです。



そんな 恐ろしい兵器に 軍部の命令で 
特攻隊員として 選ばれた若者達は 祖国の為に搭乗し 
身を捧げるしかありませんでした。


極限状態にさらされながらも 祖国の為に殉する心中を思うと 
余計に可哀想でなりません。


そして 情報の操作がそうさせたのでしょうか?
戦中は その御霊を 村を挙げて 英雄と讃(たた)えて 弔ったのに
戦後は 一転し 「戦争犯罪者」として扱い 
遺族も 白眼視され 村八分扱いだったそうです。

今日 朝のTV小説『 おひさま 』 でも 茂樹兄ちゃんと 和成さんが
「 出世の時は 皆で 旗を振って 送り出したのに・・
  戻った時には 目もあわせないようにして・・。」と言う台詞がありました。



戦後 六十年以上経つのに 靖国神社の問題も まだ 解決されないままです。 



小説 『 永遠の0 』 を 是非 読まれてみてください。

当時の若者達の無念さに 心を合わせるだけでなく
戦争、日本人の国民性、靖国問題・・ 考えなくてはいけない事が 
沢山書かれている様に思います。

読み始めは ヒーローが臆病者として登場しますので 少し意欲が削がれる
かもしれませんが 少し我慢して? 読み進めてください。
史実を知ることができるだけでなく ミステリーな要素あり  
戦記物な要素ありですし 
なにより遠大なラブロマンスになっている 魅力溢れる小説です



私は 平和の貴さを知っていただく為にも
中高生の必読本にしてほしいと 思っているほどです。



講談社文庫から文庫本も出ています。 880円を切って 876円です。笑。
by bb-utuwa-shop | 2011-07-07 23:43 |

そこにあるだけで・・使う度に・・幸せな気持ちになれる。


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