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巳亦敬一さん デザートカップ 台つき鉢

【 あらすじ 続き 】

陪審員の有罪派の中には さっさと終わらせて 野球観戦に行きたい者もあれば
スラムの少年の偏見に満ちた者もいる。そんな人達を 建築家は忍耐強く説得していく。

「 少年がシロと言い張るつもりはないが 有罪とする証明には不備がある。」
建築家は 不備な点を突き 再現で検証しつつ じわじわと無罪派を増やしていき・・。



巳亦敬一さん デザートカップ 台つき鉢_c0204333_0171720.jpg



少し長いですが 解説の一部をそのまま写してみます。


「 不備があると言う理由で 真犯人とおぼしき人物を野放しにしていいのか? 」
と 言う側面を持ちながらも・・


オールドファンのほとんど全ては この映画を 
「 陪審員制度のひずみを深くえぐった社会派映画 」と定義づけている。
確かに 『 12人の怒れる男 』 にはそういう側面がある。
父親殺しの容疑者を 「 スラムのガキ 」 と呼び 
「 あのクズどもが無罪なはずはない 」 とわめきたてる
町工場のオヤジ、大リーグの野球見たさに「 さっさと有罪にしちまおう 」 と主張するセールスマン ・・・ 中略 ・・・


そういう連中が 好き勝手に騒いでいるのを見るに付け 
ドしろうとに法の運営を任せるのも考えもの、という気がしてくる。

だが この映画の真の目的は、「 陪審員制度 」 の批判にあるのではない。
じつは この映画は アメリカ民主主義がもたらす正義という 「 アメリカの神話 」 を
謳い上げた映画なのだ。
その神話は ヘンリー・ファンダ が演ずる建築家によって実現される。


陪審員制度では 12対0をもって評決となる。
くだんの建築家は 「 有罪 」 11に対して たった一人で 「 無罪 」 の立場を取り
揺るがぬ熱意と誠実さによって 対する11人を説得していくのだ。

このモチーフは 「 アメリカ民主主義の自浄力 」 と 「 名もない普通の人々によって営まれる民主主義の最終的勝利 」 をたたえたものにほかならない。・・・ 後略


私達の暮らしに置き換えれば
熱意と誠実さと見識を持つ人がいて ( を選んで ) その審議を見極めようと 真摯に聴いて ちゃんと考えていけば自浄力は発揮できる。
そんなことを考えさせられた解説でした。

 







白熱した討論をすると 頭が熱くなりがち。そんな時は 冷たいものを頂いて 冷静さを取り戻しましょう。。

北海道のガラス作家 巳亦敬一さんから ガラス鉢が届きました。
大人の可愛らしさ。そんな雰囲気漂うガラス鉢です。
本物を作る為には 熱意と誠実さと見識が必要。
陶磁器やガラスの器の世界でも 同じ様な事が言えると思っています。


営業日等 HPご覧ください。
http://bb-izumi.art.coocan.jp/
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by bb-utuwa-shop | 2011-11-02 23:37 | 映画

そこにあるだけで・・使う度に・・幸せな気持ちになれる。


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