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木守  

小説 「 利休にたずねよ 」

の中で 徳川家康に 茶碗の銘を聞かれて

「 木守(きまもり)でございます。」 と言う一文があります。

次は こう続きます。

秋に柿の実を取るとき、来年もまた豊かに実るよう、ひとつだけ取り残す実が
木守である。
赤い茶碗のなにがその名につながるのか。

「 はて、銘の由来はなんであろう 」 利休にたずねた。
「 他愛もないことでございます。長次郎に焼きました茶碗をいくつも並べ
弟子たちに好きなものを選ばせたところ、これがひとつ残りました。」

       (略)

目利きの弟子たちが ただひとつ残した茶碗なら、出来が悪いにきまっている。
それを 木守などと言いくるめ、名物にしたてるのは あっぱれな詭弁ではないか。
    
       (略)

家康は、利休の茶の湯にすっかり感心していた。これだけ精妙な頭脳のもち主を
策士にしたら、さぞや愉快であろう。




木守(きまもり)ですが
佐賀の酒井田柿右衛門窯を訪問した時
ひとつだけ残した柿の 木守を実際に目にしていました。  → ここをクリック

当時は 木守の事を知らず 柿右衛門さんだから 柿?! 位に思っていました。(汗)


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小説の中には 物語の鍵となる 織部釉の香合が登場します。
そして 織部の祖となる 古田織部も。


古典的な織部も素敵ですが 写真の様な 現代的なな織部も大変素敵です。

写真上は 岩手の大沼道行さん作。写真下は愛知の木曽志真男さん作。
by bb-utuwa-shop | 2014-05-17 23:54 | | Comments(0)

そこにあるだけで・・使う度に・・幸せな気持ちになれる。


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